ルール

コントラクトブリッジは世界的にルールが統一されており、ローカルルールはありません。これを見れば、世界中のだれとでもブリッジが楽しめます!

​用意するもの

● 人・・・4人(仲が良いほうが良い)

● トランプ・・・1セット(Jokerがない52枚)

​概略

​●自分の正面の人とペアになり、2人対2人で遊びます。
​●一人13枚ずつカードを配ります。自分のカードは自分だけが見られます。
●「オークション」と「プレー」の2ステップに分かれています。
●「オークション」ではどちらのペアが攻撃側になるかと、攻撃側が達成するべき目標となる勝ちターン数が決められます。
●「プレー」では1ターンに1人1枚ずつ出して、13ターン行われます。勝ったターン数がオークションで決まった目標を超えていたら攻撃側の得点、達成できなかったら防御側の得点となります

​オークション

​●オークションではコントラクト(=プレイの目標)が決まり、
 ・ディクレアラー(=プレイする人)
 ・ダミー(=カードを広げる人)
 ・ディフェンダー(=コントラクトの阻止を目指す人)
が決まります。

 

●コントラクトは「何トリック勝つか、何を切り札にするか」をビッド(=宣言)します。13トリック(=13ターン)のうち過半数の7トリックが最低限のコントラクトなので1の代が7トリック、7の代が13トリックを表します。NTはノートランプの略で切り札なしを意味します。

●オークションはディーラー(スタートプレイヤーのこと)から始まり、言えるのは下の画像の38種類です。

ビッド表.png

●ビットをしたくなければパスをします。

●それまでのビッドより高いビッドが可能です。同じ代の場合は切り札にするスートが関係します

 
​ 
<<<<NT

例えば、2に2はビッドできますが、3に3はビッドできません。4はビッドできます。

●ランクの関係性は非常に重要でランクの高いを合わせてメジャー、を合わせてマイナーと呼びます。

●ビッドをして他の3人がパスをするとその宣言がコントラクトとして成立しプレイに移ります。

​●誰もビッドせず4人連続パスした場合パスアウトになり、どちらのペアにも0点が記録され、プレイはなく終了します。

●このときディクレアラーになるのは最終コントラクトを宣言した人とは限りません。最終コントラクトを買い取ったペアのうち、最初に、最終コントラクトのスートを言った人がディクレアラーです。

N 1 → E pass → S 1♠ → W pass → N 4→ E,S,W pass

となったら、コントラクトのディクレアラーはサウスです。

​●オポーネント(=対戦相手)のビットに対してダブルを、ダブルされた側はリダブルをすることができます。ダブルやリダブル付きでコントラクトが成立した場合はコントラクト成功時の得点とコントラクト失敗時の得点の両方を増やす効果があります。ダブルやリダブルの後にパスが3回連続しなければ得失点を増やす効果は無いので、実戦ではパートナーがパスしないことを前提に様々な場面でダブルやリダブルを用います。​

N 1 → E double → S redouble → W 1 → N 3 NT→ E,S,W pass

のときEのダブルとSのリダブルの効果はWが1を言った瞬間に消えていますのでコントラクトは3NT by Nです。

プレイ

図1.png

 

●1トリック目にディクレアラーの左のディフェンダーがカードを出したらダミーは全員に見えるようにハンドをすべて机の上に開きます。ダミーがプレイするカードはディクレアラーが指示します。ダミーはこのボードで指示通りにカードを出すだけなのでこのボードは実質休憩時間です。つまらないように感じるかもしれませんが、4ボードに1ボードぐらい休憩があるのがちょうどいいです。

●そのトリックで最初にカードを出す人は何を出してもいいですが、2,3,4番目の人は1人目と同じスート(=マークのこと)を持っていたら。そのスートを出さなくてはいけません。同じスートがなかったら?何を出すのも自由です!(後述する切り札を最初に出してももちろんいいです)
 

●NT(ノートランプの場合)出されたカードの中で数字の強さ比べをして一番強い数字を出した人がその巡目を勝ちます。
(ただし、最初に出されたスートじゃないとどれだけ大きい数字でも勝てないのでご注意!)これを13回やってプレーは終了です。できるだけたくさん勝ちましょう!

●オークションの段階で切り札が決まることがあります。

本来、トリックの最初に出されたスートでなければ勝てませんが、
切り札に設定されたカードばトリックの最初に出されたカードよりも強くなります。

まとめると、以下のような強さになります。

 

切り札のA>切り札のK>切り札のQ>・・・切り札の2>そのトリックで最初に出されたスートのA>・・・>そのトリックで最初に出されたスートの2>その他

​●1トリック目はディクレアラーが最後になるようにディクレアラーの左に座っているディフェンダーがカードを出し、そこから時計回りにカードがプレイされます。2トリック目以降は前のトリックを勝った人が最初にカードを出します。

​点数計算(簡易版)

​●オークションで設定したコントラクトをディクレアラーが達成できたかどうかで点数が決まります。達成できた場合ディクレアラーとダミーに、達成できなかった場合ディフェンダー側に得点が入ります。オークションで設定した目標が高ければ高いほど達成したときもらえる点数も大きくなります。(ここでは簡易版を紹介します。「ダブル」と「バルネラビリティー」については省略していますが、Q&Aに簡単な説明を書いておきます。)

​●ディクレアラーがコントラクトを達成できた場合

コントラクトはパーシャル、ゲーム、スモールスラム、グランドスラムの4種類に分かれており、どれに属するかによって点数が大きく変わります。逆に、同じところに属していれば点数はほぼ同じです。(下の表を参考にしてください)

 

​ざっくり

パーシャル100点

ゲーム600点

スモールスラム1400点

グランドスラム2200点

​です。最初のうちはこの点数で

やってもほぼ問題ないです。

図2.png

点数は①基礎点+②ボーナス点によって決まります。​

(参考:ゲームかパーシャルかの境目は宣言したコントラクトがジャストメイクした場合の①基礎点が100点以上か未満かです)

 

①基礎点

マイナーの場合

    (獲得したトリック数-6)×20点

メジャーの場合

    (獲得したトリック数-6)×30点

ノートランプNTの場合

    (獲得したトリック数-6)×30点+10点

②ボーナス点

コントラクトがパーシャルの時            50点

コントラクトがゲームの時       500点

コントラクトがスモールスラムの時 1250点

コントラクトがグランドスラムの時 2000点

​●コントラクトが達成できなかった場合

宣言よりも不足したトリック数×100点がディフェンダー側に入ります。

​(例)

ディクレアラーが1NTを宣言し、11トリックとった。

(11-6)×30+10+50=210点がディクレアラー側に。

ディクレアラーが3NTを宣言し、11トリックとった。

(11-6)×30+10+500=660点がディクレアラー側に。

ディクレアラーが5NTを宣言し、11トリックとった。

(11-6)×30+10+500=660点がディクレアラー側に。

ディクレアラーが6NTを宣言し、11トリックとった。

(12-11)×100=100点がディフェンダー側に。

Q and A

​Q.1Cをやって10トリックとるのと4Cをやって10トリックとるのは両方点数が同じで130点なのですが、4Cをやるメリットはあるのでしょうか?

A.メリットはありません。4Cよりは1Cのほうがいいコントラクトです。しかし、実際は対戦相手にオークションで介入されて1Cにはならないときや、ゲームまで行くかどうかパートナーと情報交換をしてギリギリで5Cはできないと判断したときなど、いろんなシチュエーションで最終コントラクトは決定されます。

​Q.バルネラビリティーってなんですか?

A.ここまでの説明ではあえて省略していましたが、コントラクトができた時にもらえる点数が増える代わりに、できなかった時の失点(=ディフェンダーの得点)も増えるというようなシチュエーションが存在します。これをバルといい、そうでないときをノンバルといいます。

競技会だと、1ゲーム目はNSペアもEWペアもノンバル、2ゲーム目はNSペアだけバル、3ゲーム目はEWペアだけバル、4ゲーム目は両方バル・・・というようにあらかじめ決まっています。2回に1回ノンバル、2回に1回バルです。

​先ほどの点数計算説明はすべてバルで書いてありますが、ノンバルの時は②ボーナス点とダウンしたときの点数が少し違います。基礎点は同じです。

②ボーナス点

コントラクトがパーシャルの時            50点

コントラクトがゲームの時       300点

コントラクトがスモールスラムの時   800点

コントラクトがグランドスラムの時 1300点

 

​ダウンした場合

宣言よりも不足したトリック数×50点

​Q.リリダブルはありますか?

A.ないです。

​Q.ダブルとリダブルによって点数は2倍、4倍になるんですか?

A.ならないです。すこしややこしい計算式になります。

正直覚えてなくても競技会では機械が計算してくれるのであんまり困らないですし、ここでは省略します。

Wikipediaを参照してください(笑)