以前紹介したブリッジの試合形式、前回はメジャーどころを紹介しましたが、たまーに珍しい試合形式のものももちろんあります。今回はたまにやるから面白い、イかれたメンツを紹介するぜ!
①プレイが遅いと即負け、スピードボウル
おすすめ度 ★★★
気軽度 ★
マスターポイント ★★
試合のジャンル チーム戦
エントリー人数 4人
長さ 10:30-16:00ぐらいまで
フライト分け なし
こんな人におすすめ:プレイがすばやい
1日完結型の試合で、春ごろの特定の日に名古屋でやってます(笑)
名古屋に住んでいない人は旅行感覚で行きましょう。
日本では年1回しかできない幻の試合です。海外だとまあまああるらしい。
ブリッジの試合は基本的に平均1ボード7分で設定されています。難しいやつだと7分以上かかることもありますが、6ボードのラウンドだったら42分以内に終えることが目安になります。
まあ普通にやっていればある程度余裕がある時間設定ですし、ちょっと間に合わないぐらいだったら待ってくれます。
しかしスピードボウルの最も早い時間設定では1ボード1分半なんてものもあり、1ラウンド6ボードだとすると、9分以内に全ボード終わっていないと両方のチームの勝ち点が0点になってしまいます。もちろん待ってくれません。
こうなるともうカードを見てゆっくりそろえている時間なんてありません。見た瞬間に雰囲気でビッド、ダミーが開かれた瞬間に感性に従ってプレイあるのみです!
試合後は謎の充実感とともにひつまぶしが食べたくなる、そんな試合です。
②くじ引きが何より大事、抽選チーム
おすすめ度 ★★★
気軽度 ★★★
マスターポイント ★★★★★
試合のジャンル チーム戦
エントリー人数 2人
長さ 土曜か日曜か祝日の10:30-17:00ぐらい
フライト分け なし
こんな人におすすめ:ペアで気軽に試合に出たい。ドローが強い
1日完結型の試合で、東中野ブリッジセンターで行われることが多いです。月何回か開催されています。
以前の記事でイーブンチャンスを紹介しましたが、あれは実力が上のペアと下のペアがその場でチームを作るものでした。しかし、今回はそんなに
甘くありません。チームは運で決まります。試合開始前のこのチーム決めカードドローが1日を通して最も大事な瞬間です(笑)
ちなみにちょくちょくプロと組んでいるペアもいて、実は上級者も多いです。チームメイトになった人に嫌な顔をされたくない人はイーブンチャンスのほうがちょっとだけおすすめです。まあ嫌な顔する人はそもそもこの試合に出ないんで、別に大丈夫なんですけどね。
③10点でも点が多いほうが勝ち BAM
おすすめ度 ★
気軽度 ★★
マスターポイント ★★★
試合のジャンル チーム戦
エントリー人数 4人
長さ 5月に行われる藤山杯(土日2日間) or 学生選手権サイドゲーム (適当)
フライト分け あり
こんな人におすすめ: ノートランプをプレイするのがうまい
BAMとはboard a matchの略です。一般的なチーム戦はIMPスコアリング、つまり相手チームよりどのくらい多くスコアを獲得したか、その量が大事になりますが、BAMはそんなものありません。完全勝利か、完全敗北か、引き分けか、そのどれかです。そのボードで相手より10点でも多くスコアを獲得すれば2点、引き分けなら1点、負けたら0点です。
ブリッジに慣れていないとこの特殊さはわかりにくいかもしれないですが、ポーカーで言ったら、「レイズするなら必ずオールイン」ぐらい激しいですし、バックギャモンだったら、25点マッチでなく、DMPを25回やるみたいなイメージです。
このゲームはかなり上級者向けですのでご注意ください。
④スラムができるかの運ゲー、トータルポイントペア
おすすめ度 ★★★★
気軽度 ★★★★★
マスターポイント ★
試合のジャンル 学生リーグ主催の試合
エントリー人数 2人
長さ 休日の10:30-17:00ぐらいまで
こんな人におすすめ:スラムを作るのが得意。点数を引く自信がある。
年1,2回学生リーグによって開催される試合の種目の一つです。
チーム戦でもペア戦でも、ブリッジでは1ボードで全てが決まらないような点数システムになっています(詳しくは試合に出るときの手引きのページを参照)
しかしトータルポイントペアにそんな甘い考えは通用しません。ゲームとスラムの比重が非常に重くなっており、かなりのオーバービッドが肯定されます。
自分たちだけスラムをメイクしたら圧倒的リード、逆に作られたらもう取り返せません。
ここでの収益は学生たちの運営に当てられるので是非参加してあげてください!
⑤泥酔したらアウト、記念CCG
おすすめ度 ★★★★
気軽度 ★★★★★
マスターポイント ★
試合のジャンル ペア戦がおおい
エントリー人数 2人
長さ 3時間ほど
フライト分け なし
こんな人におすすめ:お酒が強い、気楽にやりたい
ブリッジセンターでは不定期でお祝いを兼ねた試合が行われています。お正月とか、開館記念とか、○○さんダイヤモンドライフマスター昇段おめでとうの回とかですね。そういう時は食事とお酒が提供され、それを楽しみながら遊ぶことができます。
僕はこの試合に特別な思い出を持っています。
あれは渋谷ブリッジセンターが新しくでき、開館お祝いCCGが開かれた時でした。
学生だった僕とA君は無料招待されて試合に臨みます。なんとなく気分が乗っていた僕はA君に「ミスるたびにお酒を1杯飲むようにしよう」と話します。1ボード目で早速おたがいお酒を飲み・・・記憶がぼんやりし・・・
気がついたら僕の前には26%と書かれたスコアがありました。
ブリッジのペア戦のスコアは50%が平均点、優勝ラインは65%ぐらい、逆に最下位は低くても30%代後半です。いまだに僕は20%台のスコアを取った人を他に見ていません。
お酒怖い (っ'﹏'c)🥃
ちなみにお酒を強制されるようなことは絶対ありません(笑)
今回も試合形式を紹介しましたが、やっぱりみんなで楽しめるのがブリッジの良さです。オンラインもオフラインも経験してみるといろんな刺激が生まれます!!(前回と同じ締めの言葉!)
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