1.前書き
こんにちはI!CBC管理人の鶴です。このブログを読んでいるブリッジ大好きのみんなもたまにはブリッジじゃない競技がやりたくなることもあるでしょう。例えばどんなときか。
①4人で遊ぶ約束したのに2人がデートに行ってしまったので2人しかいない。
②鞄にトランプを入れてきたつもりが、鞄じゃなくてうっかりギャモンボードを持ってきてしまった。
まあだいたいこういうことが年何回かはありますよね~~
そんな時にできる遊び、バックギャモンを紹介します。
プレイ時間:1ゲーム5分ぐらい
プレイ人数:普通は2人(3人以上でやる拡張ルールあり)
運用素:★★★☆☆
難易度:★★☆☆☆
世界的知名度:★★★★★
歴史:★★★★★
下の図のとげとげしたやつがバックギャモンボードです。(JBS、日本バックギャモン協会のホームページより)どこかで見たことぐらいはあるんじゃないでしょうか。折りたたんで、持ち運ぶことができます。バックギャモン大好きな人はきっと通勤カバンにしてるでしょうね~。会社に着いた瞬間怒られそうですが(笑)
世界的にはかなりメジャーな競技でそのプレーヤー数は3億人と言われているとか言われていないとか。世界最古のボードゲームと呼ばれ、毎年世界大会があちこちで開かれています。実際の数はよくわからないですが少なくとも3人よりは多いと思います。
『見たことはあるけど、ルールは知らない。PCや飛行機に乗ったときのゲームとして入っていたからやってみたけどなんか意味わかんなかった』ってひとが大半なんじゃないかと思います。この記事さえ読めばバックギャモンのルール、奥深さ、面白さ、ギャモンのすべてが分かった気になります!

2. ざっくりルール説明
バックギャモンは一言でいうと双六です。とはいえ、なんとなくみんながイメージする人生ゲームのようなものとはちょっと違います。ルールはざっくり4つ。
①お互いコマは15個あり、先に全部ゴールほうが勝ち!
②2個のさいころを振って、好きな駒をさいころの目の数だけ進める。別々の駒を進めても、一つの駒を2回進めてもいい。
③相手の駒が2つ以上あるところには進めない。
④相手の駒が1つあるところには進めて、その相手の駒を振り出しに戻すことができる。
ちゃんとしたルールは(https://www.youtube.com/watch?v=Vev1a-lJ3GQ)を見てね。
あのとげとげしたやつはマス目です。なんで三角形なんですかね。きっとデザインした匠がおしゃれだと思ったんでしょうね。
3. バックギャモンの奥深さ
ここまで読んで勘のいいあなたならこう思ったはずです。
「大きい目振ったほうが有利じゃね?ほぼ運ゲーでは?」
はい。そうです。厳密には大きい目がいい目とは限りませんが、いい出目を振ったほうが有利にはなります。相当の豪運の持ち主なら初心者でも世界チャンピョンに勝てます。
でも、長い目で見れば確実に世界チャンピョンのほうが勝ちます。
このゲームはどのチェッカー(コマのことです)を動かすのかという選択の連続です。そしてその動かし方により勝ちやすさが全然違ってくるのです。ブリッジと共通することも多いですが、期待値がいいプレイを続ければいつか必ず報われるのです。
この、運と実力のバランスが実にちょうどいいのがバックギャモンです!
4. 64の目がある謎のさいころ

ところでこの変なサイコロ、どこかで見たことないですか?カイジが地下チンチロでつかったら一秒でイカサマがばれそうなこのさいころ、実は振るものではありません。ダブリングキューブといいます。
りぴーとあふたーみー「doubling cube」
このキューブには2.4.8.16.32.64の出目が書かれています。これはバックギャモン専用の道具ですが、実はほかの競技に使おうと思えば使えます(笑)
バックギャモンを絶滅から救ったえらいものなんですよ。
自分の番のはじめ、さいころを振る前に使うことができ、有利だと思ったら相手にこれを渡すことができます。このときできるだけどや顔で「ダブル」といって投げつける心持ちで無表情無言で優しくボードの上に置きましょう。
渡された側は受け取るとそのゲームの得点が2倍になります。不利だからと言って受け取りを拒否すると負けでゲームが終わります。
最初キューブは真ん中にありますが、一度渡すと、受け取った側のものになり、逆転に成功したときに4倍にして相手に打ち返すことができます。もちろん4倍を受け取ったら8倍を打ち返す権利があります。
いつダブルするか、これは本当に難しく、トッププロでもよく間違えます。
5. プロもいるし世界大会もある、コンピュータが強い
ちょくちょく話に出てきますが、この競技、実はプロがいます。
今ちょうどプロたちが世界大会で争っています。
Ultimate Backgammon Championship (https://www.youtube.com/watch?v=6uhB0UGlD7M)
と呼ばれる試合なのですが、なんとこれ、試合の結果に1ポイント、そしてよりコンピュータの最善手に近かったほうに1ポイントというほかの競技ではなかなか見ないような試合形式となっています。
バックギャモンは将棋や囲碁よりも早くコンピュータが人間の能力を超え、今ではコンピュータで解析しながら検討することが当たり前になっています。僕もソフトを使って勉強しています。そういった意味では機械を使った学習の最先端を行っている競技でもあります。
最も歴史があるボードゲームが時代の最前線を行くなんて、不思議な話ですよね。
6. インターネットで気軽に始められる
最後にちょっと宣伝を。。。
ブリッジをやるには4人必要なので、3人友達がいないとできません。
そんな人にもバックギャモンはお勧めで、友達が1人いればできます。
え、友達が1人もいない?
何とかしましょう。インターネットバックギャモンクラブではオンラインで気軽にギャモンが楽しめます。いろんなレベルの人がいるので気軽に始めてみてください!!
INBC インターネットバックギャモンクラブ(https://www.youtube.com/channel/UC4RvHOwm3YEssEYrIEEdIkA)
バックギャモンをいきなり始めるよりはどんな感じか見てみたいという人にはこのチャンネルもおすすめ。僕がギャモンを始めるきっかけになったチャンネルで、猫がよく叫んでます。画面見てなくても猫のテンションで戦況が分かります。(笑)
いぺチャンネル
(https://www.youtube.com/c/%E3%81%84%E3%81%BA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB/featured)
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