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コントラクトブリッジにおける「スタミナ」の話



1.前書き


こんにちは。気分転換でブログを書いている鶴です。ほかの人のブログをみるともう少し短いほうがいいのかなとか思うんですけど、まあ気にしても仕方ないですね。

その日の気分で2~30分でブログを書いているだけなので、読んでくださる方も気晴らしの感覚で見てくれたらうれしいです。


さて、多くのスポーツにおいて、体力、だったり、スタミナ、と呼ばれるものは非常に大事なファクターだというのはご存じでしょう。そういったものが関係しないのは100m走だったりやり投げだったり、競技時間が非常に短い物だけです。


電子ゲームにもMPだったり、PPだったりいろんな呼び方はありますが、スタミナと呼ばれる概念は存在して、使い切ると体力が残っていても技が出せなくなったりします。


ではコントラクトブリッジではどうなのか、という話です。ほかの頭脳競技の将棋や囲碁などでももちろん大事な要素でしょうが、僕があまり詳しく書けないので、ブリッジメインの話で行きます。


この話はかなりの部分が僕の個人的な意見なので、それを踏まえて読んでいただければ幸いです。もちろん違う考えももいろいろあって当然だと思います。


1. いろんな試合


「コントラクトブリッジの試合」と一口に言っても、もちろんいろんなランクがあります。

順位が付く試合で簡単なものはweeklyなどの1セッションゲーム(2~3時間かけて25ボードぐらいプレイします。)からはじまり、セクショナルなどの2セッションゲーム(お昼休憩をはさんで合計5~6時間プレイします)、リジョナルやナショナルはそれが複数日にわたりますし、インターナショナルだと1週間以上の試合もざらでしょう。

その中でずっと100%の力を出し続けるのは簡単なことではありません。

というかどんな人間でも不可能に近いと思います。注意しなければいけないのは、100%出したときの最大出力は人によって違うということです。


僕ですら世界大会に出ていた時は少しでも試合に集中できるように、生活にはかなり気を使いました。


2. なにで試合の結果が決まるのか


現実的な話、ほどんどのプレイヤーはアマチュアプレイヤーなので、日本ではナショナルフライトAなどのレベルの高い試合を除き、ほとんどの試合は深い読みよりも、割と単純なミスの数で勝敗が決することが多いです。


同じ話の言いかえですが、適正レベルの試合に出ているプレイヤーたちは、毎回のようにいろんなチームが、ポストモーテムつまり反省会で話すのは、「こことここのミスがなかったら優勝だった」というような話をしていますし、よく聞かされます。


ミスのほとんどは100%の力で考えれば回避できたものです。100%の力で考えても周囲と比較してスコアが悪い原因がわからないなら、おそらくそれは自分の適正より2つ高いレベルの試合に出ています。もう論外です。(正しいプレイをしたが確率の下振れを引いている可能性もありますので、スコアが悪い=ミスとならないのはブリッジの難しいところです)


では適正レベルより1つ高い試合に出ていると何が起きるんでしょう?ここでスタミナの話とつながります。完璧にプレイしていたらかなりいい位置に行けたがミスが多くなってしまったとか、運悪くミスるボードを引いてしまったとか、考える人が多くなります。パートナーと喧嘩する可能性も高くなります。


ここではじめの体力の話が出てきます。特別に鍛えていない限り体力の総量なんて大して変わりません。しかし、同じことを考えるのに消費しなければいけない体力量が違うんです。ブリッジは試合のレベルが高いほど深い読みを必要としますし、敵もハンドを読まれないように難しい局面を作り出します。そうなったときに経験やカウンティング、シグナルなどの情報から正しいプレイを深く考えなくても選べるのと、一つ一つ思い出して考えなくてはならないのでは疲労が違うんです。そうなると体力が減ってきてここぞという時どうしてもミスが出てきます。ミスは偶然ではなく必然によって生み出されています。


3. パートナーシップ


パートナーがミスる確率を下げられるはテーブルにおいて自分ひとりしかいません。逆もしかりです。そのミスだけで言えばパートナーが100%悪い場合も多くありますが、それ以前にパートナーの体力を奪っていなかったかを考えてみるのも大事かもしれませんね。シグナルを適当に出したり、自分勝手なオープンをしたりいろいろやってみるのは自由ですが、シグナルを適当に出された側は、適当に出されたことなんてわかりませんのでその意味を一度考え、たとえ深い意味はなかったという結論にいたってもそれだけで消耗していきます。パートナーをいたわるのはとても大事なことなんですね。


4. 自戒の話


ここまでえらそうに語ってきましたが、僕の精神ではパートナーに文句を言ってしまうこともあります。これはパートナーの試合に関係ないところで体力を削る可能性がそれなりにあります。

昔より精神が発達して頻度は減りましたが、もうそういうことを言わないかといわれると人によっては言ってしまうと思います。練習では言いますが、試合本番で言うのは本当はよくないんですよね。言ってもスコア改善しないんで。僕がブリッジを学習した環境がそういうちょっとスパルタ式だったのも影響しているんでしょうが。しかし、ブリッジのおかげで精神は鍛えられています。そういうの鍛えたい人にはお勧め?かもしれません(笑)


金銭的な移動がある場合は別として、僕は最近は文句を言うのを我慢できないレベルのパートナーとは組まないようにすることで対策をしています。これが最善ではないのはわかっていますが、悪い選択肢とも思っていません。多くの人はそうなんじゃないかと思います。ご参考までに♬

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